「有給を取りたいけど、周りが取っていないから取りにくい」
「仕事はつらいけど、3年は続けないと根性なしと思われそう」
そんなふうに、自分を押し殺していませんか?
今日は、その「我慢が当たり前」という感覚の正体について、
少しお話させてください。
有給を取ると罪悪感がわくのは、なぜか?
有給休暇は、本来「働く人の権利」です。
それなのに日本では、取ることに罪悪感を覚える人がとても多いですよね。
「周りが取っていないから、自分だけ休むのは気が引ける」
そんな空気、あなたも感じたことがあるのではないでしょうか。
じつはこの空気、たまたま生まれたものではありません。
戦後の高度経済成長期、国をもう一度立て直すために、
みんなが死にもの狂いで働いた時代がありました。
その時代に生まれた「休まず働くのが偉い」という価値観が、
そのまま今も残ってしまっているんです。
でも、時代は完全に変わりました。
今では過労死が社会問題になるほど、
「働きすぎ」のほうがずっと深刻です。
あなたが休むのは、怠けなどでは決してありません。
ただの真っ当な”権利の行使”です。
むしろ有給を使わずに捨てるのは、
もらえるはずのお給料を自分から捨てているのと同じこと。
休んでください。
それは、自分を大切にするための、最優先の基本的な行動です。
「石の上にも3年」——じつは危険なこのセリフ
もうひとつ、よく聞きませんか?
「石の上にも3年」
「歯を食いしばれ」
「最低でも3年は耐えろ」
でもこの言葉、よく考えるとおかしいんです。
これは、あなたの労働力を安く使いたい人にとって、
とても都合のいい言葉なんですよね。
我慢とは、じつは忍耐ではなく、ただの思考停止です。
沈みかけの船の上でどれだけ頑張っても、沈む未来は変わりません。
たとえるなら、ババ抜きでジョーカーのトランプを渡されて
「頑張って耐えれば、エースに変わるよ」と言われているようなもの。
そんなこと、絶対に起こりませんし、
時間が経てば状況はもっと悪くなっていくだけです。
ブラックな職場からすぐに逃げ出すのは、敗北なんかじゃありません。
あなたの体力も心の強さも、限りがあります。
潰れてからでは遅いんです。
小さな休みも、大きな退職も、根っこは同じです
有給を1日取ることも、しんどい職場を辞めてしまうことも、
じつは根っこは同じなんです。
どちらも「自分を守る」という、
当たり前でまっとうな行動です。
あなたの価値を認めてくれない場所で、無理に耐える意味はありません。
場所を変えるだけ、付き合う人を変えるだけで、
人生はびっくりするほどあっさりと好転することがあります。
意味のない我慢で、自分を追い詰めるのはもう終わりにしましょう。
休む権利も、離れる権利も、最初からずっと、あなたは手にしているのです。